納豆の蓋を開けてフィルムをはがそうとすると
「ねば~~」
と糸を引くのはもはや当たり前・・・・
でも言われてみればそんな当たり前なことですが
「あ~、めんどくさい!!」
と思ってしまうことってありませんか?(笑)
あのフィルムをはがす時にネバネバの糸が
どかかから吹くそよ風にあおられて
あらぬところにネバネバが付いてしまう・・・
なんてことが僕の場合結構あります(笑)
(おそらく鼻息が荒いんでしょう・・・)
こんな納豆のネバネバは一見すると
あまりいいことがないような感じがしますよね。
それにそもそもな話納豆嫌いの人も結構多い印象・・・・
あとネバネバの野菜というとオクラがあります!
(ネバネバというよりはヌルヌルかな?)
「このネバネバ・ヌルヌルに意味があるのかな~」
と思っていました・・・
・・・しかし!
そのネバネバ・ヌルヌルにすごさの秘訣があるんです!
ということで今回は
野菜のネバネバ・ヌルヌルをテーマに話していきたいと思います^^
この記事の目次
あのネバネバ・ヌルヌルの正体は?
納豆やオクラのあのネバネバ・ヌルヌルとした物は一体何なのでしょう?
あのネバネバ・ヌルヌルはとある成分によるものです^^
その成分とは
・ムチン
・ペクチン
です!
なんか兄弟みたいな名前ですね(笑)
ヌルヌルネバネバの元の成分が
この2つの成分ということはわかりましたが
それぞれどんな成分なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう^^
ムチン
ムチンというのはたんぱく質と糖が結合した成分です。
このムチンは人間と密接な関係にあります^^
実はとっても身近なムチン
僕たち人間は体の中に強い酸を持っていることを知ってますか?
強い酸と言ってしまうと
「酸!?触れたら溶けちゃうあのヤバいやつ!?
そんな危ないもの持ってんの?」
となってしまうかもしれません^^;
そんな酸をどこに持っているかというと
「胃」
です!
いわゆる胃液という奴ですがあれ、結構強力な酸です^^;
胃潰瘍というかなり胃が痛くなる病気は
この酸が原因で胃の中がただれてしまう病気です・・・
ですがそんな危ないものなはずなのに
健康体であれば別に何ともありませんよね?
あれは人間の神秘なんです・・・
・・・という冗談はさておき(笑)
何ともないのは胃の壁を粘液が覆っていて
その粘液が胃酸から胃を守ってくれています^^
その粘液の主成分がこのムチンなんです!
胃の粘液の話をしましたが粘液は胃だけでなく
目や気管、腸などの表面にも存在しています。
僕たちはムチンがあるから
防御できているものがあるということですね!
ペクチン
このペクチンは食物繊維の一種とされていている
糖がたくさんくっついている成分です。
このペクチンも身近に感じることができます^^
ジャムはペクチンのおかげ、他にも・・・
僕は朝ご飯はご飯派なんですが
朝はご飯派かパン派かというのは
永遠の議論の課題ですよね(笑)
それでパン派の人はジャムを塗って食べることはありますか?
このジャムを作る際にペクチンがいきてきます!
というのも果物に含まれているペクチンが
果物を煮ていると溶けだしてきて
砂糖と一緒に煮詰めると果物の酸との化学反応で
ゼリー化してジャムになるという仕組みなんですね^^
だからジャムができるのはこのペクチンのおかげなわけです。
それといろいろな商品に
増粘多糖類
というものが原材料名に書かれているのを見たことありませんか?
出典:www.foodwatch.jp
実はあれもこのペクチンが含まれています。
だから食品添加物としても使われていると言うことですね!
ムチン・ペクチンのそれぞれの効果は?
ムチンとペクチンが実は身近なもので
生活に密接な関わりがありましたね!
ではそのムチン・ペクチンは人間の体にとって
どんな効果をもたらしてくれるのでしょうか?
ムチンの効果
主に
・胃や腸などの粘膜を潤し保護する
・細胞を活性化して老化防止
・たんぱく質を効率よく消化・吸収してくれる
・抗ウイルス作用
・ドライアイの予防
・肝機能・腎機能を高める
といった効果があります^^
特に抗ウィルス作用とドライアイの予防が
いまいちピンとこないかもしれませんね・・・
先程、ムチンは人の目や気管や内臓の粘膜の主成分という話をしました。
そのためムチンを摂取すると言うことは
粘膜を摂取すると言うことに近いですよね^^
だからこそ粘膜の保護やウィルスへの対策
ドライアイの予防といったことにつながるわけです!
現代人はパソコンやスマートフォンの画面をよく見ますよね?
(こうやってブログを書いている僕も画面はかなり見ています^^;)
そのため昔に比べてドライアイになってしまう人が激増しているようです。
ドライアイが疑われる人はムチンを摂取するべきと言うことですね^^
ペクチンの効果
主に
・コレステロール値を下げる
・血糖値の上昇を抑える
・便秘・下痢を解消する
・疲労回復
といった効果があります^^
ペクチンは先ほど食物繊維に分類されると言いました。
食物繊維についてはコチラの記事で詳しく書いていますが
水に溶けるものと溶けないものが存在します。
水に溶ける食物繊維は水分を含んでゲル状になって
有害物質を吸着して排出してくれる働きがあります!
血糖値の上昇を抑える効果は
コチラの記事に詳しく書いていますので
ぜひ読んでいただけたらと思います^^
疲労回復につながるのは意外かもしれませんね。
これはどういう理屈かというと
腸内環境が整うことで腸の吸収能力が本来の力を発揮して
栄養の吸収を促進してくれるため
余計なエネルギーを使わずに済むからです!
人間なるべくエネルギーは使いたくありませんからね(笑)
よく学校の体育の授業の長距離走で
手を抜いてゆっくり走る人が必ず
クラスに数人はいるのと同じでしょう・・・^^;
ムチン・ペクチンが豊富な野菜とは
タイトルにありますように
・納豆
・オクラ
この2つはムチン・ペクチンが豊富なわけですが
他にどんな野菜が豊富に含んでいるのでしょうか?
(正確には納豆は加工品ですが大豆が原料なので野菜とします^^;)
ということでムチン・ペクチンが豊富な野菜は
他にどんなものがあるのか見ていきましょう^^
モロヘイヤ
通称「野菜の王様」ことモロヘイヤ!
栄養素が高すぎて初めて栄養を測った人が
測定を間違えたのではないかと思ったほど
栄養価が高いというすごい野菜ですね(笑)
胃腸の保護に役立つムチン・ペクチンが豊富で
旬が夏なので夏バテ防止に役立ちますね^^
つるむらさき
なかなかなじみの薄い野菜かもしれませんね^^;
僕も数回しか食べたことがない野菜ですが
ほうれん草に味が少し似ている感じの野菜です!
古来から薬草として用いられていた野菜で
インドの古典医学にも登場する程です。
なじみが薄いのが残念ですが
モロヘイヤと共に青菜野菜の中で抜群の栄養価を誇る野菜なので
これからどんどん注目されていくかもしれませんね!
サトイモ
東南アジアでは主食になっています^^
それだけ向こうの人もこの食材のすごさを知っているのでしょう。
実は稲よりも日本に伝わったのが早いと言われるほど
大昔から日本にある野菜といわれています。
煮っ転がしみたいに家庭の味としても根付いてますよね^^
山芋
とろろの原料になる山芋ですが
とろろを見ての通りすごいネバネバですよね(笑)
あれをご飯にかけて食べたり
醤油でただ混ぜただけのものを
「ずずず~~~」
とすすったり・・・・
ああ、食べたくなってきた(笑)
なめこ
実は今でこそキノコも好きになったのですが
それまでキノコは一部のものしか好きではありませんでした^^;
その好きなキノコのうちの一つがなめこです^^
みそ汁に入っているあのなめこが大好きで
いくらでも食べれてしまいそうでした(笑)
今思えばなめこのみそ汁があんなにとろとろしているのは
ムチン・ペクチンのおかげなわけですね^^
でも数あるキノコの中でなめこだけが
ここまでヌルヌルしているのも不思議です・・・
摂取するときの注意点
先程挙げたようにヌルヌル野菜は意外とあるものですが
摂取するときに気を付けないといけない点があります。
それは加熱しすぎはムチンの働きが弱まることです^^;
60℃以上になってしまうと働きが弱くなってしまい
本来の力を発揮できませんから
可能であるなら生で食べるかもしくは、
さっと火を通すくらいにしておきましょう!
こう考えると、とろろをそばにかけて食べるのは
理にかなった食べ方だと言えますね^^
最後に
食べるときに多少厄介なヌルヌルネバネバですが
僕たちの体の防御機能の基になっていたんですね^^
昔から
「納豆は体にいいから食べなさい」
とよく聞いていたのはこういうことだったのかもしれません。
最近納豆嫌いの子供たちが多いと聞きますが
ぜひ食べれるようになってほしいですね^^;
まあどうしても納豆が食べられないなら
他のヌルヌルネバネバ野菜を食べればいいだけの話なんですけどね(笑)
体本来の防御機能をムチン・ペクチンで高めて
中身から強い体を日々作っていきましょう!
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