年齢とともにどんどん変化していく体の状態・・・
僕はまだ20代なので世間的に見れば若者ですが
やはりそれでも10代のころに比べれば
回復力などには変化があったなと思います^^;
10代のころなら夜更かししても
ちょっと寝れば全く問題なく回復していたのに
最近では夜更かしすると翌日辛いという・・・
そして年齢を重ねるとともに
大きく変化していくものとして「目」があると思います。
すごく視力がよかった人も視力が衰えたり
老眼になって近くのものが見えなくなったりと
目の衰えはしょうがない部分があるかもしれません。
そして年齢を重ねることが原因で起こる目の病気として
加齢黄斑変性
という病気があります。
最近この名前を知り、個人的にはあまり聞きなれない名称だったので
よくよく調べてみるとかなり恐ろしい病気だということがわかりました^^;
ということで今回は加齢黄斑変性をテーマに述べていきたいと思います!
この記事の目次
加齢黄斑変性とは?
この病気の話に移る前に「黄斑」について説明しますね。
黄斑とは?
出典:https://sightcure.jp/shikumi/shikumi.html
この図の①の部分は角膜と水晶体という部分で
この部分から光が入ってきます。
そして②の網膜という部分で光を感じて電気信号に変えて
③の視神経に送り脳の視覚野に電気信号の情報を伝達することで
人間は物を見ることができます。
(電気信号に変えるって結構驚きです^^;)
じゃあ「黄斑」はどこにあるのかというと網膜にあります。
網膜の中心部に直径1.5~2.0mmという小さな部分で
入ってきた光はこの黄斑に集められます。
そして人間の目の構造上黄斑に入ってきた光はよく見えますが
それ以外のところに光が入ってきてもよく見えません。
それぐらい黄斑は視力に影響を与えているということですね。
ということは・・・
今回の病名は「加齢黄斑変性」ですから
この視力に大きく影響してくる黄斑に異常が起きるということですね^^;
出典:http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_karei.jsp
「加齢黄斑変性」は上の写真の網膜色素上皮細胞
という部分の下に老廃物が蓄積することによって
直接的か間接的に黄斑に異常をきたす病気です。
加齢黄斑変性になるとどんな症状が?
視力に大きな影響を持っている黄斑が異常をきたすと
以下のような症状が現れてきます。
1.変視症
加齢黄斑変性を起こすと網膜の下に老廃物がたまり
網膜が歪んでしまうことから見たものが歪んで見えます。
出典:http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_karei.jsp
網膜の中心にある黄斑に障害が起きるので
上の写真のように中心部が歪んで見えるものの
周りは歪まずに正しく見えるようです。
2.視力低下・中心暗点
さらに黄斑部の網膜に障害をきたすと下の写真のように
中心暗点が生じ真ん中が見えなくなってしまい
視力も段々と低下してきます。
出典:http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_karei.jsp
真ん中部分が見えなくなるということは
車の運転も危なくなりますし字も読めなくなってしまいます・・・
さらに症状が進むと色覚にも異常が発生してきます。
ここまでくると「社会的失明」という失明になります。
この失明は視野の中心の視力は失われるものの
光を全く感じられないわけではないというものです。
もちろん完全に失明するよりはまだいいのかもしれませんが
中心が暗点してしまってはかなり生活に支障をきたしますよね・・・
あまり知られてませんが・・・
実は僕も聞いたことがない病気だったのも無理はなく
日本ではあまりなじみがない病気です。
というのも実を言うと欧米の先進国では
社会的失明の主要な原因になっていたものの
日本人はこの病気になる人が少なかったんですね。
ですが日本においても高齢者の増加や生活習慣の欧米化によって
患者数が著しく増加している傾向にあって
現在、日本の失明原因の第4位になっています・・・
(ちなみに失明原因の1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症
3位は網膜色素変性症という順番になっています。)
加齢黄斑変性になる原因
ここまででどんな病気かと言う説明でしたが
ここからは加齢黄斑変性の原因について述べます。
1.加齢
「加齢黄斑変性」という名前からもわかるかと思いますが
一番の原因は加齢によるものです。
事実50歳以上から発症することが多く
早い人の場合だと40代でも発症することがあります。
こればっかりは人間である以上は防ぎようがありませんね^^;
2.太陽光
太陽光には紫外線が含まれていることは有名ですが
その紫外線によって活性酸素が発生することで
目に悪影響を及ぼしていると言われています。
たしかに夏の暑い日とかに外に出ていると
目がしばしばしてきたりしますし
日差しに弱いという人もいるくらいですから
太陽光はそれだけ刺激が強いと言うことですね・・・
3.栄養不足
やはり栄養不足は多くの病気を招きますね・・・
加齢黄斑変性も栄養不足が原因になることがあるようです。
主に言われている栄養素として
・亜鉛
・ルテイン
・ゼアキサンチン
の摂取量が加齢黄斑変性に影響しているといわれています。
4.喫煙
これが一番原因の中では意外ではないでしょうか?
喫煙は確かに肺に影響を及ぼすことは有名ですので
体に良くないことはよく知られていますが
目に影響するという話はあまり聞いたことがありません。
なんで喫煙が目に影響してくるのかというと
喫煙をすることで活性酸素が産生されて
その影響で酸化ストレスというものが発生します。
酸化ストレスが目に蓄積してしまうと
加齢黄斑変性の背景にある炎症を引き起こすと言われています。
また統計的なデータとして喫煙していない人に比べて
喫煙している人は加齢黄斑変性になる確率が
4~5倍に増えると言われています・・・
喫煙者要注意ですが・・・
ということは喫煙をしていると
失明をしてしまう確率が増すということですね・・・
たばこが原因で目にまで影響してくるというのは
なかなかたまった物ではないのではないでしょうか?^^;
なので今すぐにでも禁煙しましょう!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
といいたいところなのですが
禁煙ってすごく大変ですよね?
僕自身はもともと喫煙していませんが
僕の父親がもともとヘビースモーカーで
今でこそ禁煙していますがかなり苦戦していたのを覚えています^^;
・たばこをやめると宣言して3日か4日くらいで
体調が悪くなったらしくそこで禁煙失敗
・今度はニコチンパッチに手を出すものの
それでも吸いたい衝動に駆られ禁煙失敗
・結局、離煙パイプを使って辞めることに成功
という感じで紆余曲折しながら煙草を辞めていました^^;
僕の知人に聞いてもやっぱりたばこをやめるのはしんどいとのこと・・・
いらいらしてしょうがなかったり
やる気も落ち込んだりと吸ってた方がいいんじゃないか?
と思うことがしばしばあるようです^^;
なので僕の意見として・・・
もちろんタバコは辞められるなら辞めましょう!
たばこがもたらす病気というのはたくさんありますし
現に僕の父親もたばこを辞めてから
最初は大変だったものの今はすごい健康なようです。
ですが先ほど言ったように辞めるのはなかなか大変なようですし
もともとたばこを吸わない僕が言っても説得力に欠けます^^;
そこで僕が提案したいのは
できるところからやっていきましょう
と言うことです。
先程の危険因子の3番目はなんでしたか?
「栄養不足」でしたね?
僕はもともと栄養不足から肺炎になった男ですし
このように野菜サイトを運営していることからも
栄養に関しての手助けならできます^^
ですので喫煙者の方はまずは栄養から見直していきましょう!
加齢黄斑変性を防ぐために必要な栄養素
先程の危険因子の3番目に出てきた栄養不足。
そこにも書きましたが
・亜鉛
・ルテイン
・ゼアキサンチン
の摂取量が加齢黄斑変性に影響するんですよね?
ということはこれらの栄養を不足しないように食べることが重要です!
上の3つの栄養素の中で亜鉛は魚介類に圧倒的に含まれ
野菜ではなかなか摂取することが難しいため
ルテインとゼアキサンチンについて説明しますね^^
ルテインとゼアキサンチンについて
あまり聞きなれない栄養素かもしれませんが
実はこの栄養素は目にとって超重要な栄養素です!
そもそもこの2つの栄養素はどちらも
カロテノイドという栄養素の一種で
強い抗酸化作用を持っています。
先程酸化ストレスによって加齢黄斑変性になる
という話がありましたがカロテノイドを摂ることで
抗酸化作用を働かせてそれを防ぐわけですね!
それでルテインとゼアキサンチンは
黄斑に存在するカロテノイドの主要成分なので
余計にこの2つの栄養素が重要というわけです^^
ルテインもゼアキサンチンも光に強く
ブルーライトを吸収してくれる役割もあるので
現代人には必須な栄養素でもあります・・・
1日に必要な摂取量はどちらも6mgといわれていて
ルテインはできれば10mg以上は摂るといいようです。
またどちらにも共通して言えることは
脂溶性の栄養成分であるということです!
脂溶性の栄養成分というのは
油と一緒に摂取することで吸収率が上がります。
そのため効率的に吸収するためには
油を使った調理をすることをお勧めします!
ということで目にいい成分である
ルテインとゼアキサンチンが多く含まれる
野菜について述べていきます^^
ルテインが多く含まれている野菜
ルテインが多く含まれる野菜をランキングにして
3位まで発表したいと思います!
(100g当たりの含有量です)
1位 ケール 21.90mg
青汁の主な材料としてよく聞きますね!
ただし実際に手に入れづらいため
あまり現実的ではないと思います^^;
2位 ほうれん草 10.20mg
言わずと知れたほうれん草が2位です!
ほうれん草であれば手軽に手に入りますし
含有量の多さに加えてスーパーでほうれん草を買うと
大体それだけで200~300gほどあるので
1袋の半分の量で補うことができるのも魅力的ですね^^
3位 ブロッコリー 1.90mg
いきなりがくんと含有量が下がってしまいましたね^^;
実はケールとほうれん草以外は
なかなか含まれていないという現実ですね・・・
ですがちりも積もれば山となるですし
少ないから食べないではなく少しでも食べるという意識が必要ですね!
ゼアキサンチンが多く含まれている野菜
ルテインと同様に含有量の多い野菜を
3つランキングにしようと思ったのですが
実はゼアキサンチンはある野菜がずば抜けているものの
他は似たり寄ったりの少ない含有量です^^;
ずば抜けた含有量を誇るのは
・パプリカ
です!
パプリカは100g中に12mgと抜群に含まれています^^
だいたい1つあたり150gなので
1つ食べればかなりの摂取量になりますね!
ですが他の野菜は0.02mg以下という
なんでパプリカだけそんなに?
と疑問に思ってしまうほど入っていません^^;
最後に
加齢黄斑変性になる原因として
喫煙が挙げられるため特に喫煙者の方は
野菜の摂取には心がけないといけません。
もちろん本当は禁煙をすることがベストですが
それがもしも難しいのであるならば
日ごろからの食事は吸わない人より気を付けるべきでしょう。
失明はしたくありませんよね・・・
ですが現代人はただでさえ野菜を食べる習慣があまりなく
なかなか難しい部分はありますよね^^;
またルテインやゼアキサンチンは
大量に摂取することが難しい成分です。
もちろんそれを補うためにルテインやゼアキサンチンが
たくさん含まれたサプリメントがありますが
サプリメントは普段の食事あってこその
あくまで補助的な役割しかなしません^^;
それに栄養成分というのは他の栄養素と一緒でないと
全てを吸収することは難しいですので
サプリメント単体ですべてを補おうとしてはいけません。
そのため基本は食事から栄養を摂るべきですので
含有量が少ないからといって野菜を食べないではいけませんよね?
千里の道も一歩からですので
まずは野菜をきちんと野菜を食べる習慣を身に着け
その中でほうれん草やパプリカを多くとるようにしていきましょう^^
それではこのあたりで失礼します^^
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