きのこは秋が味覚といっても
安定的な生産がされているので
1年を通して手軽な値段で買うことができます。
スーパーにはいつ行っても
美味しいキノコが並んでいますよね^^
そして他の野菜と一緒に買って家に帰って
袋から取り出して思うこと・・・・
「あれ?どうやって保存すればいいんだろ?」
と思ったことがあるはずです!
結局よくわからずに
「まあとりあえず冷蔵庫でいいか・・・」
ということで冷蔵庫にIN・・・
なんて保存の仕方をしているかもしれませんね^^;
ですが野菜にそれぞれ適した保存方法があるように
きのこだって適した保存方法があるんです!
(野菜の冷蔵保存についてはコチラ
常温保存についてはコチラで書いています)
今回はキノコの正しい保存方法をテーマに
述べていきたいと思います^^
この記事の目次
きのこの保存に関する基本事項
きのこ類はその見た目から
あまり潤っているようには見えないですよね?^^;
みずみずしいきのこというのは
たしかに想像つかない・・・・
ですがその見た目に反して
きのこの成分の8割~9割は水分なんです!
潤っているようには見えないのに
実はピチピチだったとは・・・
しかしここからが厄介なところ。
それだけ水分を含んでいるのにも関わらず
保存する際には湿気を嫌います^^;
そのため湿気にやられないように
保存することが重要になってくるわけですね!
また常温で保存することも控えたほうがいいです。
というのもきのこは菌類ですので
常温保存しておくと菌糸が発生してしまい
味の劣化につながってしまいます・・・
そのため基本的に低い温度で保存するのが基本です!
なのできのこの冷蔵保存について話したいと思います。
冷蔵保存
冷蔵保存をする際にきのこならではの共通事項があります!
それは
・パックから取り出す
↓
・新聞紙かキッチンペーパーでくるむ
↓
・別のビニール袋(ポリ袋)に入れ直す
という流れです^^
なぜこうするのかというと先程、
「保存する際には水分があるとよくない」
という話をしました。
買ってきたパックそのままに冷蔵庫にインしてしまった方が
確かに手間もなく楽でいいんですが
それだとパックの中に湿気がたまってしまいます^^;
そのため買ってきたらまずはパックから出して
新聞やキッチンペーパーでくるみましょう^^
そうすれば無駄な湿気を吸い取ってくれるため
きのこの保存にはうってつけというわけですね!
そうして新聞紙かキッチンペーパーでくるんだ後は
別のビニール袋に入れて冷蔵庫に入れればオッケーです!
ここまでいっているので大丈夫だと思いますが
水分に弱いので水で洗ってから保存はしないでくださいね^^;
せっかく湿気をとろうと
新聞紙やキッチンペーパーにくるんだわけですし(笑)
ちなみに野菜室か冷蔵室で普通に保存するか悩むと思いますが
基本的にどちらでも大丈夫だと考えています。
よくきのこは野菜室で保存するといわれています。
ですが野菜室と冷蔵室の違いは
庫内の温度と湿度が野菜室の方が
若干高めになっているくらいです。
葉物野菜などで乾燥したりするとよくない野菜は
乾燥しない程度の湿度の野菜室に保存するほうが適していますが
きのこの場合は水分が付かないように気を付ければ問題ありません。
それで保存する際に水分が付かないように
新聞紙やキッチンペーパーでくるんだわけですから
どちらに入れても差はないというわけです^^
とりあえず上で書いたきのこの冷蔵保存の基本事項3つを守れば
冷蔵保存に関しては言うことはありません!
大体どのきのこも4~7日間持ちますが
味のことも考えてなるべく3日以内で食べたほうがいいかなと思います。
しかし・・・・
実にもったいない!!
確かに保存するだけを考えるのならば
冷蔵保存でも全然かまいません。
ですが
もしも保存方法によって栄養価やうまみがアップする
しかも超簡単な方法で・・・・
といわれたらどうですか?
そうなんです・・・・
保存するにあたって冷蔵保存は実にもったいない!!
冷蔵保存ではきのこの本領が発揮されないんです!
実は冷蔵保存はきのこの秘めたる栄養やうまみが
表に出ないまま保存することになります。
なのでせっかくならリミッター解除してやりたいですよね^^
その保存方法とはいったい何なのでしょう?
きのこの本領発揮させる保存方法
それは・・・
冷凍保存
です!
「え?そんだけ?」
という声が聞こえてきそうです(笑)
ですが本当にそれだけなんです!
簡単ですよね?(笑)
なんで本領発揮するのか
どうして冷凍保存をすることで
きのこは栄養価やうまみがアップするのでしょうか?
冷凍するときのこの中にある水分が氷の結晶となります。
その氷の結晶がきのこの細胞壁を壊すことによって
細胞の中に眠っていたうまみ成分や栄養素を開放するわけです^^
出典:http://president.jp/articles/-/7513
上の図のように冷凍機きのこを調理した場合
冷凍してないものに比べてうまみ成分が3倍アップします!
「でも凍らせるときのこ同士ひっついて大変そう・・・」
となるかもしれませんが
きのこは1つ1つが凍ってくれるため
ひっついて大変と言うことにはなりにくいです!
(下の写真のような感じになります)
出典:http://kinokonojikan.com/frozen-mushrooms-2443.html
なので安心して冷凍できますね^^
本領発揮以外のメリット
もちろん栄養価UPやうまみ成分が出てくることもメリットですが
それ以外のメリットとして
冷蔵保存と比べて断然長期保存がきく
と言うことが挙げられます^^
どれくらい違うのかというと
冷蔵保存が4~7日なのに対して
1か月間ほど保存することができます!
ということは買いだめして冷凍保存しておけば
美味しくなるプラス買い物の手間も省けますよね^^
ただし注意しなければいけない点も
冷凍保存はメリットがすごく多いのですが
2点ほど注意しなければいけない点があります。
それぞれ説明していきますね!
1.解凍せずに使うこと
よく冷凍したものは解凍してから使いなさい
といわれることが多いですよね?
肉も野菜も基本的には解凍したのちに
調理の段階に入ると思います。
しかしきのこの場合はその必要はありません。
というよりもむしろ解凍しないほうがいいです^^;
それは解凍して溶けた液にうまみが逃げてしまうため
凍っている状態で調理して逃がさないようにするためです。
ですが逆に考えて解凍の手間が省けるので
ある意味これもメリットにはなりえるかもしれません(笑)
2.すべてのきのこが冷凍保存に適しているわけでない
冷凍保存するほうが栄養的にもうまみ的にも
いいことは紛れもない事実です。
しかし食感を楽しむきのこの場合
冷凍があだになることがあります・・・
特に食感的に冷凍が適さないのは
・エリンギ
・ブナシメジ
です。
これらは歯ごたえを楽しむ一面もあるため
冷凍すると柔らかくなってしまい
本来の歯ごたえではなくなります^^;
(もちろん味は良くなりますよ!)
なので食感を大事にしたいのであれば
上の2つは冷蔵保存の方がいいでしょう^^
ですがチャーハンや餃子の具などにするときみたいに
細かく刻む場合は歯ごたえはあまり関係ないので
冷凍した方が味がおいしくなっていいですよ!
最後に
ちょっと保存方法を工夫するだけで
きのこの味がよくなるのであればしない手はないですね^^
しかも長期保存ができて買い物の手間も省けるのは
忙しい主婦の方や妊婦さんにはすごい有効ではないでしょうか?
ということでもしきのこを買ってきた際は
冷凍して美味しくしてあげてくださいね(笑)
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