あなたは甘い物って好きですか?
ケーキだったりクッキーだったりお団子だったり・・・
ついつい食べたくなっちゃう甘いものなんですが
あまり食べすぎると体によくありませんよね(笑)
甘いおやつは栄養価が高いことはほぼないので
健康を害してしまう基になったりします・・・
僕が肺炎にかかってしまったのも
栄養が偏っていたからですし(笑)
(肺炎のエピソードはコチラから読めます笑)
ですが甘いものというのは何も
砂糖を使った物だけではありません・・・
そうです!野菜だって甘いものはある!
野菜自体が持つ糖分というのは時には
本当におやつみたいに甘く美味しいものになります。
ただ一つ違ってしまうのが野菜の糖分は砂糖と違って
必ずしも甘さに直結しないと言うことなんですよね・・・
ということで今回は野菜が持つ糖分の多さ
いわゆる「糖度」についてちゃんと知っていただきたいので
糖度について述べたいと思います!
この記事の目次
糖度って何?甘さとは違うの?
「この野菜は糖度○○度(○○%)です!」
とスーパーで見かけたことがあるかと思います。
「要はあれが高いほうが甘いんでしょ?」
という感じで認識されている方が多いと思います。
実際に僕もそんな感じで
「とりあえず糖度高いの選んじゃえ!」
ぐらいの考えでいました(笑)
それで実際のところいきなりなんですが
糖度が高い=甘いではありません!
前実際にあった体験なんですが近くのスーパーでのこと・・・
「ミカンと同じ12%の糖度のトマトです!」
という表記がされたトマトが売っていました。
トマトに目がない僕はこれは甘いに違いない!
とウキウキしながらそのトマトを購入。
家に帰って早速6等分して口に入れてみると・・・・
「あんまり甘くないんですけど!(怒)」
というエピソードがあるんです(笑)
僕も勘違いしていたこの糖度の高さのトリックなのですが
実はこういったトリックがあるんです・・・・
糖度の定義と高いからといって甘いわけではない理由
糖度というのはきちんとした定義を話すと
100gの液体の中に何gの糖分が溶けているのか
ということになります。
「じゃあやっぱり糖度が高い=甘いじゃないの?」
と思ってしまいそうになるんですが
これにトリックが含まれているんです。
野菜にしろ果物にしろ考えてみれば当然なんですが
全てが甘みのある成分で構成されているわけではありません。
苦みの成分であったりだとか酸味の成分だとか・・・
そういった成分が多く含まれてしまうと
甘み成分が隠れてしまうせいもあって
糖度が高いのに甘くないということになるんですね。
しかも厄介なことに糖分は糖分でも
甘さにあまり直結しない糖分というのもあります。
ブドウ糖、果糖、ショ糖といった代表的な3種類の糖で言うと
甘さは果糖>ショ糖>ブドウ糖という関係になります。
と言うことは果糖が含まれるほど甘さを感じ
ブドウ糖だとそこまで甘く感じないと言うことになります。
それにアミノ酸の中にも甘さを感じるものがあるため
甘さというのはかなり複雑な要因が絡んでいるんですね・・・
だから糖度が高い=甘いではなくなってしまうと言うことです。
僕のエピソードでわかる糖度の高さの矛盾
「糖度が高い=甘い」ではない
ということは先ほどの僕のエピソードもおかしい訳です。
「ミカンと同じ糖度のトマト」
というのは糖度の値が一緒なのは紛れもない事実でしょう。
しかし糖度には複雑な要因が絡むわけですよね?
ミカンとトマトでは種類が違うので
中に含まれている成分は当然違いがあります。
含まれている成分というよりはその構成が違う
と言うほうが正しいかもしれません。
つまりほかの野菜や果物と同じ糖度というのは甘さに関して
実際全然参考にならない話をしていることになります。
よくCMなどでも
「~~と同じ糖度の○○です!」
とう触れ込みのものがありますが気を付けましょう(笑)
じゃあ何の役に立つの?
ここまで糖度の話をしていてまるで悪者かのような扱いですが
もちろん役に立つところもありますよ(笑)
同じ野菜や果物なのであれば
糖度が高いことによってある程度おいしさは保障されます。
とはいえここでも絶対とは言えません。
香りや風味であったりわずかな酸味や苦みという
様々な要因の組み合わせでおいしさは決まります!
要は甘いだけでは野菜や果物は美味しくないと言うことです。
確かにそれはお菓子でもいえることで
砂糖を固めただけのお菓子よりも
何かしら違う風味があったほうがおいしく感じますもんね(笑)
なので糖度が高いというのはその野菜の平均的な値を見たうえで
それよりも高かった場合美味しい可能性が高いなー
というくらいに思っていただけたらなと思います。
時期によって変わるの?
糖度が高いというのは美味しい目安になります。
ということは野菜の一番おいしい時期
いわゆる旬の野菜の方が糖度は高くなる傾向にあります。
旬の野菜がおいしいというのは
糖度も絡んでいるということになりますね。
ですが必ずしもそれだけが要因ではないので
糖度の時期による違いもあくまで目安程度に
考えていただけたらなと思います(笑)
野菜の糖度はこんな感じ
平均的な糖度の値を知っておくことで
それを基にしておいしさのちょっとした基準になるので
ここでは野菜の糖度を述べていきたいと思います。
トマト
5~7%
最近は糖度の高いトマトが人気なので
10%を超えることが増えていますが
平均的にみればこんな感じです。
僕の大好きな熊本のブランドトマトである塩トマトは
10%前後なので納得です(笑)
ですがあのトマトは甘い中に酸味もあるので
糖度が高い=甘いではないのもよくわかります。
大根
2~4%
大根は部位によって糖度が変わります。
頭の方が甘みが強く下の方が辛みが強いです。
でも思ったよりも糖度が低く驚いています(笑)
人参
5~7%
人参は僕の中では結構な差がある野菜だと思っています。
甘い人参は甘いしえぐい人参はえぐいし・・・・
ただ糖度という面で見ると比較的高い部類ですね。
なのでいかに糖度がイコール関係にならないかのいい例だと思います(笑)
きゅうり
5~7%
きゅうりは味が薄いしギネス認定されるほど
栄養価がない野菜として有名ですが意外にも糖度は高いようです。
きゅうりちょっと見直しました(笑)
なす
4~5%
なすも甘い印象がない野菜ですが
大根よりは糖度が高いようですね。
おそらく、なすのポリフェノールのせいだと思います。
ごぼう
7~8%
ごぼうは糖度で見ればかなり高い部類だと思います。
しかし甘いという印象はないですよね(笑)
というのもごぼうに多く含まれる糖類は
一番甘みの少ないブドウ糖だからです。
だから糖度の高さの割に甘くない訳ですね。
ピーマン
3~5%
苦さが強いからですかね?(笑)
これは糖度=甘いが少し成り立っているかも・・・
かぼちゃ
19~20%
抜群に糖度が高いですね(笑)
確かに甘い野菜の代表格みたいな野菜ですが
だからといって果実のような甘さではないですもんね(笑)
じゃがいも
4~6%
タイトルにもなっていますがほとんどトマトと変わりません(笑)
ですがトマトに比べて甘さは感じにくいですよね。
これを考えると先ほど言った違う野菜で糖度比較は
あまり意味のない事だと分かっていただけるかと思います(笑)
サツマイモ
8~12%
これも甘い野菜の代表格みたいなものですが
かぼちゃに比べて糖度が低くなっています。
僕個人的にはめっちゃ甘いイメージが強くて
野菜で一番高い糖度を誇るとずっと思ってました(笑)
トウモロコシ
14~17%
これも甘い野菜の1つですがかなり高い値になっています。
さつまいもよりも甘くは感じないと思っているんですが
これも糖度のトリックといえると思います(笑)
たまねぎ
7~8%
たまねぎは糖度はイメージより高かったなと思います。
そのままかぶりつくと結構辛いですが意外に糖分は含まれていますね。
(ちなみに涙が止まらなくなりますので
あまりかぶりつかないことをお勧めします・・・)
最後に
これで糖度が高いというトリックに騙されることはなくなると思います。
確かに野菜のおいしさを図る値というのは
糖度ぐらいなものなのでどうしても比較対象になると思います。
ですがキチンと知っておかないと痛い目に遭います(笑)
せっかく美味しいはず、甘いはずと思って買った野菜が
おいしくないのはやはり悲しいものだと思います。
なので今回の記事で糖度は目安としてみていただき
同じ野菜での比較対象としていただけたらと思います。
違う野菜や果物と比較してあったら
ぜひ僕のエピソードを思い出してみてください(笑)
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